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家とお金

借家ならマイホームを安く買える!?

By: SLkur7uK

借地にマイホームを建てるという選択肢を考えたことはありますか?

人生の買い物で最も高いと言われるマイホーム。

マイホームを購入しようと思う理由に賃貸より月々の支払が家賃よりも安くなると言われることもありますが、火災保険料・修繕費・固定資産税を考えると、家賃よりも安くなることはほとんどないでしょう。

マイホームを建てるより賃貸の方がお得なことの方が多いのです。

しかしやっぱりマイホームを持ちたいという気持ちの方が強く、できる限りマイホームコストを抑えるとすれば、以下3つのような選択肢が考えられます。

  • 1つ目は、住宅のグレードを下げること。
  • 2つ目は、20坪以下の狭小地を選ぶこと
  • 3つ目は、そもそも土地を購入しないことです。

つまり、「借地権付き物件」を選ぶという選択です。

ちなみに「借地権付き物件」は一戸建てだけではなく、マンションにも借地付き物件は存在します。

この最期の選択肢を検討したことがないという方も多いのではないでしょうか。マイホームを購入するといったら日本では土地を買うこともセットなのが主流ですが、海外では借地に家を建てることはスタンダードなケースなんですよ。
もちろん国によって法律が異なるので一概には一緒だとはいいませんが、1つの選択肢として「借地権付き物件」検討してもいいかもしれません。
今回は、借地にマイホームを建てるメリット・デメリットについて解説します。

借地権付き物件とは

借地権とは建物を所有するために地主に地代を払って他人から土地を借りる権利のことを言います。建物の所有者、土地は借り物となり、地主へ地代を払って借りることになります。

不動産の広告には、土地について「所有権」または「借地権」の記載があります。

借地権付きのメリット

もっとも大きなメリットは、土地を「借りる」ことで、購入するよりも安い価格でマイホームを手に入れられるという点です。また、土地は借りているだけなので、固定資産税を支払う必要もありません。
また、土地を借りている人は手厚く保護され、普通借地であれば、よほどの理由がない限り契約が破棄されることはありません。定期借地の場合は、あらかじめ期間が定められているので、その点だけ注意が必要です。

借地権付きのデメリット

借地に家を建てること・借地権付き物件を購入することはメリットばかりではありません。
特に、定期借地の物件を購入する際には注意しなければなりません。相場よりも安く購入できるのが魅力的ですが、期間満了時に更地にして地権者へ返すことが契約内容に含まれているケースもあるからです。一定期間が過ぎたら出ていかなければならず、終の棲家にはできないと割り切って購入する必要があります。

また、普通借地権の場合は、地主と関わることは避けられず、地代の値上げなどトラブルに繋がることも。地主が国が土地の所有者であっても、もし家庭の事情や転勤などで引っ越さなければならなくなったとき、借地権を譲渡するための手続きが煩雑で、最低でも2~3ヶ月はかかります。

定期借地も普通借地も、土地を買って所有権を得るよりもややこしい事態に巻き込まれやすいと理解したうえで、検討するのがいいでしょう。

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