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心が貧しくなる節約とは

心が貧しくなる節約とは

By: SLkur7uK

「節約をすると心が貧しくなる」と聞いたことはないでしょうか。節約についてネガティブなイメージを持たれる方もいるかもしれません。
心が貧しくなると、どこかマイナス思考になりやすく、気分がダウンしがちです。
しかし、その人の心の持ちようが大切。節約でも心を豊かにすることは可能です。

交際費の節約

節約をする上で交際費の削減は、手をつけるべき節約の一つでしょう。
心から楽しめない飲み会を断るなど最たるものです。幸いにもコロナ禍の影響で飲み会自体が行われなくなり、断りやすくなりました。
だからといって、交際費を節約しすぎると友人や恋人、家族との外食やレジャーなどの社交活動まで我慢しがちです。
結果、友人や家族との交流が減少し、孤独感や不安感を感じることに。
そうならないためにも、その出費(交際費)によって楽しめるかどうかをよく考えることが大切です。

食費の節約

食費の削減も節約する上位の項目として挙げられます。食費は支出の中でも大きな割合を占めるためです。
人によっては食費を削るために、涙ぐましい努力をされているでしょう。
食費を安く済ませるために偏った食事をとり続けたことで、健康やメンタル面に悪影響を及ぼします。
食費の節約はある程度必要ですが、体を壊してしまうと元も子もありません。
食費の節約を考えているなら、健康的な生活ができるかを考えることが大事です。

冷房の節約

暑い日にもかかわらず光熱費を抑えるために冷房をつけないという節約術があります。
真夏日でもエアコンをつけず扇風機のみで、耐えるという方もいるようです。
しかし、暑いと感じたなら、エアコンをつけるようにしましょう。
暑いのに我慢していると家の中でも熱中症になり、場合によっては病院行き、最悪の場合も考えられます。
食費の節約と同様、冷房の節約で体を壊してしまう恐れがあるので無理をしないことが大切です。

1円でも安いものを求めてハシゴする

「一円を笑う者は一円に泣く」ということわざもある通り、1円でも大切です。
だからといって”1円でも安いもの”のために、時間を使ってお店をハシゴするのはもったいないことです。
時間よりもお金が大切という考え方もありますが、時間も有限です。お金を減らさない方法は色々ありますが、時間を増やす手段はありません。
「時間がない」といっているのに、お店をハシゴする時間はあるなら、一度は立ち止まって検討することが大切です。

心が貧しくなってしまうとこうなる

過度な節約のあまり、心が貧しくなってしまいます。
せっかく良いことをしているのに、心が貧しくなってしまう行動は避けたいところです。

ストレスの元に

節約が徹底しているとお金を使わないことや、必要な物やサービスを我慢することで自分に必要なものを買うことに躊躇してしまうことがあります。
その結果、生活の質が低下するだけではなく、ストレスや不安を引き起こしてしまうことに。
節約そのものは良いことですが、生活を締めあげるような節約をしていると、心の潤いがなくなってしまいます。

嫌なことに時間を費やしてしまう

自分が好きでないことに時間を費やしてしまうと、心が荒れ、貧しくなってしまいます。
周囲につらく当たってしまったり、自分勝手な考えを押し付けたりしてしまう可能性があるので注意したいところです。

被害者意識が強くなる

自分に不利な状況に陥ったとき、自分は被害者と感じやすくなります。
心が貧しくなっている兆候なので、自分の身に起きたことを客観的に捉えるようにしてください。

節約で心を豊かにするには

節約というと何か我慢しなければイメージがあるかもしれませんが、決してそのようなことはありません。
節約によって心を豊かにするためには以下のような方法があります。

自分自身の価値を見直す

節約を始めるなら、自分が本当に必要としているモノや本当に大切にしているモノを見直すことが大切です。
そうすることで、衝動買いでお金を使わなくなり、本当に自分に必要なモノにお金を使うようになります。

心に余裕を持つ

節約を始めるとお金が使えなくなるため、ストレスがたまりやすいデメリットがあります。
そのためにまず心に余裕を持つこと、節約をする意味を見直すことが大切です。
また、自分自身を癒す時間を持つようにしましょう。

自己成長につなげていく

節約は、自己成長のチャンスです。例えば、料理を作ったり、DIYしたりすることで自分を成長させることができます。
節約に得られたお金をさらなるスキルアップや勉強に使うこともできます。

自然と触れ合う

自然と触れ合うことで、心が癒されます。近所の公園で森林浴やハイキングなど、お金をかけず自然の中で過ごすことでストレス解消やリフレッシュ効果が期待できるでしょう。

間違った節約を続けていると、心身にダメージを与え結果的に支出も増えてしまいます。
なので、心が貧しくなってしまうような節約をやめて正しい節約を心がけるようにしてください。
そうすれば、思うようにお金も貯まっていくでしょう。

本当の節約とは

本当の節約とはお金だけではなく時間や心の負担をトータルで軽くすることです。
例えば、遠くの場所へ行く場合、電車を使わず徒歩で向かえば、交通費分のお金を節約できます。しかし、1日の大半の時間を使いストレスを感じるでしょう。
お金を使わない代わりに時間を浪費することは悪い節約です。
良い節約ではお金、時間、心の負担(コスト)をバランスよく減らすことで、生活の質を上げることを可能にします。

心の負担は人それぞれ

お金と時間を比較する場合、時給換算することで計ることができます。しかし心の負担を簡単に計ることはできません。
それは、心の満足度は数字化できないためです。同じ金額、同じ作業であっても、人によって抱く印象や考え方は異なります。
そのため、心の負担を判断するための基準を持つ必要があります。
その判断基準として価値観で考えてみるといいでしょう。
例えば、移動手段を電車、車、自転車から選ぶ場合、支出額と労力・時間が変わらないのであれば自身の価値観で判断してみてください。
どちらを使ったほうが早い、疲れにくい、運動になるなど価値観に基づいて判断できます。
ただし、価値観を言い訳にしないことが大切です。

やってみることも大切

頭で考えてみても分からないことは多くあるので、実際にやってみて、どのように感じ、どうなったかを体験してみましょう。
支出額が高い割には時間や心の負担が減らなければ無駄遣いであり、支出額の減額の割に時間や心の負担が大きいと間違った節約です。
やってみて、思っていたよりも効果がなければ止めればいいだけなので、結論が出ないまま考えてばかりでは効率的とはいえません。

ネットの節約は鵜呑みにしない

ネットで節約と検索するとたくさんの節約方法があります。節約あっているかどうかは人それぞれなので、個別に吟味しなければなりません。
SNS上では効果的な節約方法としてバズることがありますが、あなたにとって良い節約ではない可能性があります。
やらなければ分からないことですが、やってみたら結果を振り返ってみることが大切です。
そのときの気分で判断せず、可能な限り定量的に判断することが、生活の改善につながります。

まずはできることから始めてみていきましょう。考え方については本記事で紹介しましたが、実際に行動に移さなければ意味がありません。
簡単なことからぜひ始めてみてください。
続いて、成功しやすいシンプルな節約術について紹介します。

成功しやすいシンプルな節約術とは

以下の3つの方法について解説していきます。

解約する

生活の中で優先度が低いもの、満足度が低いものは思い切って解約してしまいましょう。活用できていないもの、無くても困らないものは解約しても、生活に影響はほとんどありません。
支出自体をやめることで大きな節約になりますし、がんばる必要がないので、心が貧しくなることもないでしょう。
これは断捨離と同じですが「かも」と思うものは一旦手放します。使うかも、便利かもと「かも」がつくものを一度解約してみてください。
やはり必要かと思ったら、また契約すればいいだけの話です

安いものに変更する

同じものでも安く購入できるものやサービスがあります。
家計で大きな割合を占める住居費は、賃貸なら安いところへ引っ越す、ローンなら金利の低い金融機関に借り換えることで節約になります。
通信費や保険、光熱費は契約している会社を変更することで同等のサービスが安くなるかもしれません。
解約違約金や初期費用により、変更を躊躇するかもしれませんが、「掛かった費用 ÷ 月当たりの節約額」で計算できます。どれくらいの期間で元を取れるのかシミュレーションしてみましょう。

食費や日用品などは、すべて最安値で買うためにお店をハシゴするのは心が貧しくなる節約法なのでおすすめできません。
そこで、ものではなくお店を変えてみましょう。お店によって1~2割支出を節約できる可能性があります。

支払方法を変える

検討した結果、今のままで続けたいという支出も支払方法を変えるだけで節約できるかもしれません。
例えば月々支払いしている固定費を年払いにすることで割引率が大きくなります。
現金や口座振替の場合、可能であれば、クレジットカード払いにすることでポイントを貯められます。
バーコード決済の場合、高還元率のキャンペーンを度々行っており、10%だと実質1割引きになるので、キャンペーンがあれば積極的に利用するのもいいでしょう。
このように支払方法を変えるだけで同じサービスを利用しても、数%から数十%の節約が可能です。

月々の支払方法を変えてみるだけで節約できます。通帳、クレジットカードの明細を確認しながら、どの方法が最適か検討してみてください。
生活費が節約できれば、貯蓄や投資に回したり、ちょっと贅沢をしたりして、生活が豊かになる方向にお金を使いましょう。

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