キャッシュレスを使うとお得に買い物ができるというのは知っていても、まだ使いこなせていない人は損をしている可能性があります。キャッシュレス決済を使ってお得に節約する方法をまとめました。ここではキャッシュレス初心者向けに、キャッシュレス決済の種類や利用する際のコツ、メリット・デメリットなどを紹介しています。

キャッシュレス決済とは？

最近ではキャッシュレスという言葉をよく耳にするようになりました。キャッシュレスは文字通り、現金を使わない支払い方法のことを指します。現金を使わない方法とはいっても、振り込みや小切手、手形などは含みません。主に、クレジットカードやデビットカード、ICカードや電子マネー、プリペイドカード、バーコード決済などのことをキャッシュレス決済と呼んでいます。
日本ではここ数年で増えてきましたが、諸外国と比べるとまだまだ導入数は少ない方です。韓国や中国では、国民の半数以上の人がキャッシュレスで買い物をしていますが、日本ではまだ4割ほど。これから増えていく見込みで業者側も決済方法を導入していくので、キャッシュレスの流れに乗り遅れないように、学んでおきましょう。

キャッシュレスの種類

キャッシュレスの支払方法は前払い制、即時払い制、後払い制の3つがあります。決済方法によって、お金が支払われるタイミングが異なります。

前払い制

前払いの代表的な決済方法は、プリペイドカードです。事前にプリペイドカードを購入して、購入後は自由に利用が可能になります。ICカードや電子マネーも前払い制に入り、チャージという形で前払い購入して利用できるようになります。チャージを忘れていると、残高不足になって使えなくなりますが、前払いのメリットは使い過ぎを防げるところです。自動チャージという方法もあるので、使用限度を決めて利用すると、無駄遣いを抑えられますよ。

即時払い制

即時払い制は、デビットカードの決済方法のことを指します。銀行口座に入っているお金で、支払いができるという方法。見た目はクレジットカードのように見えますが、後払いではなくその場で引き出されているので、使い過ぎはありません。前払い制同様に口座の残高がなくなれば使えなくなってしまいます。クレジットカードは使い過ぎが心配で怖いという方には、デビットカードがおすすめです。
また、即時払いのデビットカードでは、ATMで引き出す手間や手数料が抑えられます。銀行で出し入れの手間が不要になるので人気が高まっている支払方法です。

後払い制

後払い制は、クレジットカードが代表的です。利用した分の金額は各クレジットカード会社の締め切り日にまとめて引き落とされます。使用してから支払うというタイムラグがあるため、使い過ぎを心配する人が多いのも特徴です。逆にこの時間のラグを活用できると、金欠時を上手く乗り越えられます。収入がある見込みで使うので、使い過ぎには注意が必要です。
また、現金を持ち合わせていない時だけクレジットカードを使うという人もいるでしょう。大物家電や値段の高いものを購入する場合だけ、後払い制の分割支払いにする人も多いようです。後払い制を上手く活用できればいざという時に助かりますが、来月の自分に負担がかかることを理解して使うようにしましょう。

キャッシュレスがお得で節約できる理由

キャッシュレスポイント還元が適用されれば、キャッシュレス決済した金額に応じてポイントを還元してもらえます。チェーン店は2％、中型スーパーやコンビニでは5％など付与されるポイントが異なります。
このポイントは、そのまま支払いに利用できるので、キャッシュレス決済をすればするほどお得になるのが特徴。
キャッシュレスポイント還元以外に、各決済方法によってポイントの量が変わります。
例え前払い制のPayPayを使用した場合、PayPayのボーナスポイントが1.5％付くので、購入した店舗が中型スーパーの場合は、さらに5％のポイント還元がプラスされます。全部で6.5％還元されることになるので、仮に5,000円の買い物をした場合は、325円分ポイントが還元されます。各社上限金額が決まっているので、利用上限の中で使えば、お得に節約ができます。

キャッシュレスで節約のコツ

キャッシュレスを使うだけでお得に節約できるのですが、よりお得にするためには、キャッシュレス決済とクレジットカードを連結させるのがポイントです。クレジットカード会社もPayPay同様に各社特有のポイントを付与してくれるため、二重でお得にできます。
例えば、PayPayを利用する場合、前払いのチャージ方法をクレジット決済にすると、PayPayポイントとは別で、クレジットカード会社のポイントをゲットできます。
クレジットカード会社のポイント付与率が1.5％だった場合、PayPayの1.5％とポイント還元の5％で、8％の還元になります。5,000円分の買い物をした場合、400円の還元が受けられるので、利用額が増えれば大きな節約になりますよ。

キャッシュレスのメリット・デメリット

メリット

• ポイントの還元でお得に買い物ができる
• ATMの利用が減り手間と手数料を削減できる
• 利用明細が電子データとして残せる
• 家計簿アプリと連携したら記入する手間を省ける
• 現金の出し入れが不要になるので会計が早く終わる

キャッシュレスのメリットは、現金を持ち歩かないことで効率化されること以外に、手持ちがなくても支払いができるというところもあります。一万円札しか持っていない時に、千円札しか入らない自動販売機だったとしても、キャッシュレス決済ができる販売機なら両替の手間を省けます。
近い未来、現金不可のお店も出てくる可能性があるので、早めに慣れておくといいでしょう。

デメリット

• キャッシュレス決済を導入していない店舗がある
• 導入されて間もない企業だとセキュリティ問題が出る可能性がある
• 操作に慣れるまでは使いにくく感じる
• スマートフォンで利用する決済方法では、充電が切れていると利用できない
• 後払い制を利用すると使い過ぎてしまう可能性がある

スマートフォンアプリで決済する場合は、利用する端末の充電がないと利用できないという課題があります。その点、ICカードのsuicaでは充電が不要なので安心です。
また、セキュリティについては改善されてきていますが、新規参入してきたキャッシュレス決済企業には注意しましょう。

節約で来たら自分にご褒美を！

上手にキャッシュレス決済を利用できれば、大きな節約ができます。家賃や光熱費、食費などの高額出費を全てキャッシュレス決済に変更するだけで、数千円から1万円以上の還元を受け取ることが可能です。節約できたご褒美は自分に還元するのはいかがでしょうか。
普段は買わないスイーツやアクセサリーを購入したり、新しいバッグや財布を新調したりしてみるのもいいかもしれません。
新しく購入して使わなくなったアクセサリーや財布、バッグなどは、買取業者に出して買い取ってもらいましょう。不用品を買い取ってもらえれば、さらにお得になります。人気ブランドのヴィトンの財布やバッグなら「エコリング」へ買取査定に出すのがおすすめ。買取強化中の今なら、高額で買い取ってもらえる可能性がありますよ。

まとめ

国からのキャッシュレス還元は6月までで終了予定です。キャッシュレス決済各社のポイント還元はいつまで付与されるのか確認して、たくさんポイントが付くキャッシュレス方法でお得に節約していきましょう。
節約できた分は自分に還元して、日々の生活にゆとりを持ってみると良いかもしれません。