高所得者ほど格安スマホ・SIMを使っている?!
規制緩和により独占状態にあった携帯業界に数多くの企業が参入してきました。
新たに参入した企業は「MVNO」と言われていますが、それらは既存の大手三社の持つ通信網を借り入れることにより、サービスを展開しているということに特徴があります。
逆にいうと消費者側からすれば、MVNOは回線は従来の通信会社が確立しているものを使用して安くサービスを提供しているわけなので、使い方によってはかなりお得にいつもと同じサービスを受けることができると言えるでしょう。
とはいえ、それまで使用してきたキャリアから乗り換えるというのはちょっと面倒な作業であり、割高であると薄々はわかっていつつも乗り換えを先延ばしにしている人も多いのではないでしょうか。
実は格安スマホと言われる「MVNO」への乗り換えは、所得が高い層ほど積極的であるというデータがあります。
逆に、生活費に節約が必要と感じている比較的所得が低い層ほど従来の3キャリアの契約を継続しているということがわかっており、乗り換えることで発生する手間を嫌がることで無駄な出費を重ねているという傾向が見られるのです。
もちろん従来キャリアの安心感が契約乗り換えをためらわせているということもあるのでしょうが、年々高額化している通信費を抑制するためにも、思い切った乗り換えも考えておきましょう。
実際のところどれだけ節約できるのか
「格安スマホ」、「格安SIM」という名前だけを聞くとどうしても「安かろう悪かろう」という印象を持ってしまいますが、実際のところどれくらい安くなるのでしょうか。
大手三社のキャリアプランの場合、通話プランを最低にして家族割や二年割などのオプションをつけたとしても、一ヶ月あたりの料金は6000~7000円くらいのラインになります。
一人暮らしで単独契約をしているという人ならば8000~1万円くらいの料金が月額かかってくるのではないでしょうか。
一方で格安スマホと言われるプランでは安いものでは2000~3000円程度になっており、平均でも4000~5000円程度となっています。
これは場合によっては月額は半分~1/3にもなるということですので、そこで生まれる高価は絶大です。
ある意味で暖房費や冷房費を節約して生まれる数百円よりも、一気にランニングコストを減らせるチャンスとなります。
新しいMVNOでは、従来のキャリアのようにわかりにくい料金プランやオプション契約が少なく、明朗な一律料金をしているのが一般的です。
2年毎の違約金などもなく、乗り換え自由で利用ができることから、早めに乗り換えるほどそのメリットを享受できるでしょう。
ただしMVNOは乱立状態にありますので、長く使用する会社選びは慎重にした方がよいと言えます。